4月5日 歩き遍路〜22日目〜
やはり野宿は宿泊に比べ、朝一の足の調子が断然悪いです。寝つき具合も違います。野宿だと3回以上は夜中に起きます。テントの片付けも手間です笑。
今日も約41kmのロングウォーキングとなります。龍光寺の納経時間に合わせ6時半の出発となりました。
見えてきました。道の駅から約25分で到着です。
41番龍光寺
そのままの勢いで次の仏木寺へ出発です。約3km、45分です。
龍光寺からの山道です。山を越えて国道に出ます。
このような分かりやすい石碑が立てられていました。
国道沿いにはチューリップ畑がずーっと続いていました。春です。
42番仏木寺
比較的大きなお寺でした。参拝をすませ、次の明石寺へ向かいます。約11km、2時間45分です。
高い山には雲がかかっています。気分もなんだかどんよりなります。
歯長峠を越えていきます。山道はどうしてもザックの重量分足に負担がかかります。
歯長遂道です。一車線しかなく歩道も狭いですが、車はほとんど通りません。
西予市に入りました!
どんどん下ります。ひざと足首に負担がかかります。
その後国道に出て、ひたすら歩き、最後急な坂を登りきれば明石寺に到着です。
43番明石寺
この頃には晴れ間も見え気持ちの良い参拝になりました。納経所の方曰く、次の山道の地図は間違ってるから標識に従えとのことでした。
大きい夫婦杉がありました。
今日の宿泊地である十カ夜橋までは約24km。急いでいかないと日が暮れます。
静かで良い町並みです。町の方も気持ちよく挨拶を返して下さいます。
町並みを抜け、国道56号線をひたすら歩きます。
分岐点です。時間を優先して鳥坂トンネルを通ります。
鳥坂トンネルです。1220mの長いトンネルです。入り口前に反射板の貸し出しがあります。そして歩道が狭い!しかし車はバンバン通ります。ライトを点けてない車は直前に避けたり、大型車が横を通る時はヒヤヒヤします。今までで一番危ないトンネルでした。
大洲市に入りました。貝原KDはお元気でしょうか。
景色が綺麗です。
札掛ポケットパークという場所で休憩しました。ここは東屋2つ、トイレ、水もあり野宿にも良さそうです。ただ国道の真横なので騒音は免れないです。
大分歩きました。歩くってすごいです。
ひたすら下り、大洲の町並みに到着しました。
城下町という感じでした。またゆっくり観光してみたいです。
橋からは大洲城が見えました。肉眼では、すごく素敵で綺麗な風景でした。
その後は大洲市のメインストリートをどんどん進み、17時半に十カ夜橋の通夜堂に到着しました。国道に面しています。先にお二方分の荷物がありました。近くの銭湯オズの湯と夕食を求めて再び街に繰り出します。
天津飯大、餃子、計770円。味は普通ですが空腹は最大のスパイスです。メニュー構成が分かりにくいのと値段が全体的に高めです。やはりあまり流行っていませんでした。
その後オズの湯で汗を流します。サウナ利用なしで400円。リーズナブルです。やはり大きいお風呂は最高です。疲れが癒されます。フロントのお姉さんに、歩き遍路の方にサービスしてますと袋をいただきました。有難うございました。
風呂から戻ると二人のお遍路さんも帰ってこられていました。6年回り続けている方と今回4回目で逆打ちをされている方です。次の大宝寺の攻略法などを丁寧に教えて下さいました。4回目の方と色々とお話しする中で、お大師さんに会ったかと問われました。私は気配すら感じたことがなかったのですが、その方は感じたそうです。お大師さんは自分の心の中とお接待をして下さる方の中に存在するようです。深いお話しを有難うごさいました。
こちらの通夜堂は広く、しかも布団まで用意されています。布団はやはり気持ちがいいです。ぐっすり眠れそうです。おやすみなさい。
4月4日 歩き遍路〜21日目〜
雨音で目が覚めました。錦織くんは負けていました。残念です。気を取り直して昨日いただいた塩おむすびを食べます。冷たいです。
部屋です。ベッド意外ほぼ何もおけないくらいの狭さでした。有難うございました。
朝から雨が降り続いており、昼頃止むという予報なので今日は国道回りの遍路道で本日の宿である「道の駅みま」を目指します。約40km先です。
トンネルの横に歩行者と自転車専用のトンネルがありました。これは嬉しいです。
この後から雨が強くなり昼頃まで雨に打たれました。傘があると非常にストレスもなくなります。傘ってすごいです。
この旅初めてのユニクロ発見です。
ふむふむ。宇和島の町は情緒あふれる町並みです。
宇和島といえば…
そう!じゃこ天です。一枚いただきました。美味しかったです。ご馳走様でした。
なかなか北上してきました。
宇和島城です。歩いている位置からは確認出来ませんでした。本当にゆっくり散策したい町並みがそこにはありました。また来ます。
桜吹雪です。コブクロの桜が頭の中でリピートされます。
なんだかんだで道の駅到着しました。約10時間のウォーキングでした。
なんだかカカシがたくさんいます。
この道の駅みまは、トイレもすごく綺麗で絶好の野宿スポットだと思います。10分ほど歩けばローソンもあります。この日は野宿は私一人でした。お店が閉まり、薄暗くなってテントを張ります。
晩酌です。お酒は飲まない設定なので久しぶりにコカコーラゼロを飲みました。炭酸は美味しいです。箸がついてなかったので素手で豆腐を食べました。非常に食べ辛かったです。これとおむすびとパンとエルチキも食べました笑。
なんだか今日はただひたすら無心で歩きました。明日もロングウォーキングになるので早めに休みます。おやすみなさい。
4月3日 歩き遍路〜20日目〜
夜中の3時に雨音で目が覚めました。結構な大雨で水が流れ込んでくるギリギリで気づき、テントを移動させることが出来ました。万事休すでした。その後少し眠り、7時に遍路小屋を出発しました。有難うございました。
小雨が降ったり止んだりです。本日目指す40番の観自在寺までは約22km。松尾峠を越えていきます。
さようなら宿毛市。町中を歩きましたが意外に栄えており、皆さん気持ちよく挨拶を返して下さり良い町だと思いました。
おはようございます。猪と鹿除けの柵が頑丈なものでした。
松尾峠までは緩やかな遍路道が続きます。雨がほぼ上がりました。曇りではありますが気持ちが良いです。
牛はいませんでしたが心が和みます。
峠道にさしかかります。所々にこのような可愛らしい看板が地元の中学生によって提供されています。
みかん畑が広がっていました。さすが愛媛です。
さていよいよ登り坂です。坂の疲れが心地よく感じます。アスファルトより断然足への負担は軽いです。
とは言いながらも結構な勾配の登り坂です。ハーハー言いながら汗もかきながら登ります。ジメジメしています。
所々にあと何メートルの表示が出てきます。これを頼りに踏ん張ります。
到着です。軽く達成感があります。周りには茶屋跡やトイレ、大師堂跡があります。
大師堂跡です。現在は封鎖されています。
伊予と土佐をつなぐ重要な峠道だったようです。
ここからはどんどん下っていきます。足が痛かった時の下が嘘のように足が出来たことに感動を覚えます。
たまに新キャラ的な表示が現れます。なーし君。多分カワウソです。
なんだか曇りが多く綺麗な桜の写真が撮れません。残念です。
松尾峠を越え愛媛県に入りました!残すは愛媛と香川です。
手も真っ黒です。顔も真っ黒です。若干眼鏡の跡がありますが…笑。
なんだかオシャレな標識になりました。土地土地によって様々なんでしょう。英語表記までされています。
桜の花びらの絨毯です。
河川敷を通り観自在寺がある町を目指します。そして途中で雨が降り始めました。雨装備に予めしていたのでそのまま進みます。
40番観自在寺
雨の中なんとか写真を撮りました。参拝を終え、休憩所で一休みしていると、ドフラミンゴがつけていたサングラスをしたジャージ姿の年配の方が話しかけてこられました。なんでも12年間歩き遍路をしながら山にこもり修行を積まれたようで、右手に特別な力を授かってどんな痛みでも治せるそうです。足は痛くないですと強く返しました笑。師匠からもらった金の札をあげるわと一応いただきました。その後も黙々と話してこられるので受け流し、最後に神の塩と呼ばれる透明な袋に入った白いモノを渡されそうになったのですがヤバイと思い、いりません!と断りその場を後にしました。あの人は一体何者でしょう…。高い確率で不審者であったと思います。
その後、とてつもない豪雨に襲われました。一瞬でびしょびしょになり、思わずLAWSONで傘を購入。歩ける状態ではありませんでしたがなんとか歩きます。10kmほど雨に打たれました。この前の経験を活かし心を鎮めます。
宿泊地である内海村に近づいた時に雨がやっと小降りになりました。
養殖網がたくさん海に浮かべられています。聞くところによると真珠の養殖だそうです。
地図を見ると結構歩いてきたことを実感します。
また雨が強くなってきた所で宿付近に到着。電話をすると、カラオケ喫茶のとこにいて下さいとのことでした。しばらくして女将さんが到着。裏に案内されました。今日お世話になる宿は「柏坂」さんです。一泊二食で4000円。朝は塩おむすびを夕食時に3ついただけます。
夕食です。カレー率が高いです。お腹も減ってるし好物なので普通に嬉しいです。八十八庵の奥さんが作る絶品カレーが食べたいです。
その後はお遍路さん同士で話に花が咲いたり、ご主人が骨董品マニアでたまたまあった日本刀や火縄銃の現物を見て触らせていただきました。本物は念がこもっているといいますか、何か異彩を放っていました。なんでも鑑定団への出演もされたそうです。貴重なお話を有難うございました。
なんだか今日は疲れました。よく眠れそうです。テレビがないので錦織くんの試合が見れないのが残念です。おやすみなさい。
4月2日 歩き遍路〜19日目〜
ぐっすり眠れすぎてずっと寝ておきたかったですがなんとな5時に起きました。夜中に雨が降りましたが朝はあがっていました。
ご主人と奥さんも5時には起きており、6時出発のお見送りをして下さいました。本当に本当にいいお宿でした。有難うごさいました。
39番延光寺までは約32kmの道のりです。三原村という場所を通るルートで歩きます。
犬をリードなしで散歩させていました。奥に晴れ間が見えますが空はどんよりとしています。
桜は何分咲きなんでしょう?山やら平地やら色々とした場所を歩いているのでなんだか分からなくなりました笑。
宿毛を目指します。後輩の里なので楽しみです。
途中からこの様な道をひたすら進んでいきます。静かで歩きやすいです。
所々で小さな滝が見かけられます。
猿がいました。みかんか何かを食い荒らした残骸がたくさんありました。八十八庵時代の栗山の猿が懐かしいです。
放し飼い地鶏…確かによく鶏の鳴き声が聞こえてます。美味しいんでしょうか?興味が湧きます。
香川さんオススメの民宿です。本当は昨日泊まりたかったのですが、予約でいっぱいでした。人生の楽園というテレビ番組にも出演されたそうです。
芳井遍路小屋です。ここまで約10km程歩いたのですが、3台しか車とすれ違わなかったです。快適な歩きでした。
こちらの休憩所はお接待が充実しており、コーヒー、紅茶、チョコレート、お菓子、カップ麺、お湯
サイダーを飲みたくて有難くいただいていると、管理者の方が来られました。その人はかなりの物知りで、今後の情報を教えていただきました。非常に説得力のあるお話でした。有難うございました。
ニャンチュウ達です。
集落も姿を現しました。
星の表示は初めて見ました。
清水川の遍路小屋でお昼です。
三原村特産物販売所で購入したお弁当です。普通に美味しかったです。ご馳走様でした。
宿毛市に入りました。
中筋川ダムです。高さがあり、意外にこういう所で足がすくんだりします笑。水は綺麗です。
延光寺がある平田町に入ります。
ボンネットニャンチュウです。
もうすぐです。今日はハイペースです。
39番延光寺
32kmを休憩込みの8時間で歩くことが出来ました。当初に比べれば大きな進歩です。お参りを済ませ、本日の宿であれ宿毛の遍路小屋へ。
好きな道です。
途中、懐かしい山野草がありました。
雨ならここと決めていましたが、今晩は持ちそうなので野宿です。
了解しました笑!
到着しました。宿毛遍路小屋です。
まぁまぁの車と人が行き交うので、もう少し暗くなってテントを張ります。そしてまさかの雨が降り始めました。
今晩はLAWSONにしようかと思いましたが、せっかくなので地元のラーメン屋さんへ。
さてどうしよう…。
もちろん大盛りダブルチャーシューです。チャーシューは大分薄く、食べ応えがありません。味は醤油で普通に美味しいです。汁まで完食しました。舌がピリピリしました。ご馳走様でした。
歩いてテントに戻る頃には雨が強さを増していました。また、道路沿いなので車の音がまぁまぁ気になります。夜中降るとテント浸水が怖いです。とりあえず寝ることにします。おやすみなさい。
4月1日 歩き遍路〜18日目〜
目覚めの良い朝でした。夜中土砂降りだった雨もあがって晴れ間も見えていました。嬉しいです。
朝食の写真を撮り忘れました。長い魚の干物(かなり固い)、漬物、生卵、大根おろしとしらす、味のり、ご飯、お味噌汁。お味は普通でした。魚の出汁でとっていらっしゃるのかお味噌汁が大変美味しかったです。ご馳走様でした。
「はっと」さんの外観です。今日は雨予報だったのでここから約23km地点のロッジカメリアさんに予約を入れました。時刻は8時。遅めの出発です。
今日は外回りを通り、三原村経由のルートに合流します。3月27日に開通したばかりの松尾トンネルを通ってみたいと思います。
ダルマ夕日だそうです。一度は生で見てみたいです。
ここがポイントです。さぞかし夕日はロマンチックでしょう。
それにしても絶景かつ迫力があります。今日の波は高いそうです。
自然の力を肌で感じました。
綺麗な休憩所にたくさんの歩き遍路の方がいらっしゃいました。笑顔で挨拶を交わすと気持ちが良いです。挨拶って心を通わす魔法の言葉だと思います。
途中で松尾トンネルへの上り口まで案内してくださった地元の方です。約四年間毎日欠かさずウォーキングをされているそうです。とても優しい方でした。有難うございました。
松尾漁港の町並みです。こういうところに住むのも憧れます。
さぁ松尾トンネルです。歩道が大変広く中もすごく明るいです。歩きお遍路さんを考慮した作りになっています。これなら安心して通れます。
周りが見えない堤防の橋がありました。珍しいです。
約2km程の峠越えがありました。昨日の雨で足場が悪く石の上は滑るので注意が必要です。
ローソンで買い物をし、新以布利トンネルを通り昨日の内回りルートに合流します。空模様が怪しいです。
屋根つきのバス停でお昼にしました。高知のローソン名物ばくだんおにぎりです。意外と量が多く具も大きくお腹も膨れます。
お昼を食べ終えた頃に大雨が降ってきました。屋根付きの休憩所があって良かったです。結構な雨量なのでしばし弱まるのを待ちます。今日は距離数を少なくしていて良かったです。雨が小雨になったのでスタートです。
その後はまたまた大雨が降り注ぎました。しかしあまり気にならなかったです。少しは気になりますが笑。
15時30分頃、「ロッジカメリア」さんに到着です。部屋の写真です。非常に清潔で綺麗です。ベットも低反発フカフカです。お風呂もトイレも非常に綺麗です。夕食にカレーとサラダとフルーツと漬物、朝食にパンとコーンスープ、コーヒーや紅茶やチョコレートやお菓子はリビングにお接待があります。洗濯乾燥は無料です。税込3000円です。良心的すぎます。
オススメです。歩き遍路の方は泊まられた方が絶対にいいと思います。
カレーはレトルトですが、ご主人と奥さんの温かみがあり美味しかったです。久しぶりのサラダやピクルスは大変美味でした。
その夜、リビングでご主人と奥さんとお話をしていると、なんとご主人の出身が私の出身地の隣町でした!長崎県南島原市南有馬町です。なんだか同じ匂いを感じていました笑。とてもユーモアに溢れ人柄も大変良い方でした。しかも大阪で50年いたそうで大阪のことを知り尽くしてらっしゃいました。この宿を始めた経緯や思いを聞き、大変勉強になりました。奥さんもお母さんという感じで大変良い方でした。
「商売は才覚でどうにでもなるもんや」
このお言葉が胸に響きました。有難うございました。
今晩は映画エイプリルフールズを見だして先が気になりすぎて全部見てしまいましたが明日は4時に起きます!テレビって本当に面白いなと思いました。おやすみなさい。
3月31日 歩き遍路〜17日目〜
本日も良く眠ることが出来ました。ただテント内の結露がひどくべちゃべちゃです。中の温度と外気温の差が激しいと起こります。二夜連続なので少し凹みます。
薄い霧がたちこめる朝一でした。今日は約35kmのウォーキングです。昼から降水確率が80%なので祈るしかありません。
伊豆田トンネルです。今回最長の1620mです。22分くらいトンネル内を闊歩します。空気は良くないです。
足摺岬が射程圏内に入りました。まだ天気は良いので気持ちがいいです。
通りすがりのおばあちゃんに甘夏をいただきました。歩きながら食べました。ビタミンを感じました。有難うございました!
久百々と書いて、くもも、と読みます。天気の内にどんどん進みます。
サーファー達ががちらほら波を待っていました。波が良さそうです。
大岐海岸沿いの遍路道は結構な荒れた道でした。これあってるの?というくらいな道でした。
急な勾配で足場が悪い箇所が多いです。
そして昼前に雨が降り始めました。最初はパラパラでしたが、徐々に雨脚は強くなりました。
雨で足場が滑りやすくなり転けそうになります。そして雨の遍路道は暗く気味が悪いです。
これからは14kmほど大雨にうたれました。雨に濡れて心が折れそうになりながら、イライラしながら歩きます。ビショビショなのでお店にも入れないのでお昼はカロリーメイトで済まし歩き続けます。イライラがMAXに達しそうな時、ふと前に読んだアドラー心理学を思い出しました。怒りを捏造するという考え方です。私は今、怒りを捏造しているのではないかと考え、何に怒っているのかを冷静に考えました。雨で足がビショビショで冷たく寒いこと、上着がゴアテックスだが限界もあり中に染み入ること、ポシェットがうまく隠れず少し濡れていること、その中の携帯は大丈夫か、革財布が濡れていないか、バッテリーは?、寒い、風邪をひくかも、足も疲れてきた、などなど様々な理由で怒りを作り出していました。怒っても何の解決にもなりません。そこで考えました。この雨で喜びを得ているものの存在、雨を必要とする人や国の考え方、すると次第に怒りが鎮まっていくのを感じました。産んでくれなければ、こういう感情すら抱けなかったんだと親への感謝の気持ちに繋がっていきました。冷静になり、携帯や色々なものを確認すると全て無事でした。それからは雨のことが気にならなくなりました。怒りはコントロール出来るものだということが少しだけ分かった気がします。このタイミングで雨が降ってくれたことに感情です。
ついに足摺岬に到着しました。雨は降り続いていましたが、せっかくなので展望台まで足を運びます。
灯台が見えました。波の音がなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。せっかくなので灯台にも足を運びましたが、写真を撮るのは止めておきました。雨の灯台までの道や灯台、噂のお遍路の休憩所も独特の雰囲気がありました。
38番金剛福寺
納経所のお姉さんに明日のルートや宿泊先なども教えていただきました。有難うございました。
本日は夜も雨なので足摺岬近くの民宿「はっと」さんにお世話になりました。テレビがない部屋だったので6000円にまけて下さいました。洗濯100円、乾燥200円は別途必要となります。
夜ご飯は新鮮な刺身盛りがどんと置かれていました。これを四人で食べました。清水サバは身がしまっており、本当に美味しかったです。サバの肝も初めて食べましたがこれまた美味でした。大将があとから追加で刺身を持ってきて下さいました。有難うございました。
その他は、ご飯、お味噌汁、漬物、ほうれん草お浸し、鯖塩焼き、鰹のタタキがありました。ご馳走様でした。
宿にはお遍路さんも3人程いらっしゃって情報交換も出来ました。
本日は濃い一日でしたが、良い気づきも得れました。良く眠れそうです。おやすみなさい。
3月30日 歩き遍路〜16日目〜
本日も車が通る音で目を覚ましました。野宿にも大分慣れてきたせいか良く眠れるようになってきました。しかし、やはりシュラフが窮屈な為に足の朝一のガチガチは滅入ります。
さて本日は岩本寺から47km地点ぐらいを目指し、そのあたりでテントを張るという計画です。明日が雨なので木が重いです。
鉄道が通る横の道でした。電車を撮りたかったですが来ませんでした。
伊与喜川沿いをしばらく歩きました。
モクレンでしょうか?なんだか赤いです。
道の駅「なぶらとささが」に到着しました。黒潮町ということもあり、鰹のタタキに特化した道の駅なのでこれは食べるしかないと思い入店しました。
9時の開店直後に塩タタキ650円を注文。お若い女性スタッフが藁焼きして下さいました。
お味は…普通でした。藁焼きの香りも物足りなさがありました。生ニンニクチップの鮮度は悪かったです。やはり戻り鰹の時期が一番好みだと感じました。ご馳走さまでした。
鰹を存分に押してこられます。
桜も5分咲きくらいでしょうか?
この辺りの海岸はゴツゴツした岩肌が多いように感じます。
クジラを生で見てみたいです。感性が磨かれる気がします。
お昼は道の駅「ビオスおがた」で休憩しました。駐車場内で事故があったようでバタバタしていました。
ランチは悩んだ末、道の駅の弁当にしました。正直に言います。美味しくなかったです。全体的に旨味が足りていませんでした。ご馳走さまでした。
四万十市を目指して歩きます。長い松原道です。夏の匂いがしてきます。
久しぶりのニャンチュウです。
謎の置物がありました。バイキンマンがモデルでしょう。
少し先に色んなキャラがいました。アンパンマンの鼻と目の離れ加減がワザとっぽいです。
小さいツツジが川沿いに咲いていました。
亀がめちゃくちゃいました。このあと約300mくらいずっとこのくらいの量でした。亀密度日本一かもしれません。
右岸の湖には鴨?も沢山いました。
大大分近づきました。
四万十大橋が見えました。四万十川は広く穏やかな優しさオーラをはなっていました。
テントが張れそうな東屋がありましたが、もう少し先へ急ぎます。ここで朝を迎えたら最高だろうなぁ。
それにしても雄大です。
渡った先には味のあるうどん屋さんがありました。興味が湧きましたが閉まっていました。
本日の宿に到着です。少年達が野球の練習をやっていたのでその保護者や少年達が帰った後に建物の軒下にテントを張らせていただきました。
本日のディナーはローソンのカレーです。ご飯は100円引きになっていただけあってカピカピでした。しかし冷カレーもなかなか美味しかったです。ご馳走さまでした。
なんだか今日は後半の足の痛みもほぼなくまだまだいける感じでの終了となりました。当初に比べると本当に足が出来てきたように感じます。
明日は午後からほぼほぼ雨のようです。雨の中の歩きは辛いものがあります。どんな想いが芽生えたり感じれるのか。楽しみです。いや、やはり憂鬱な気持ちが強いです笑。おやすみなさい。