上を向いて

脱サラ→修業→お遍路→うどん屋開業準備中→開業後のブログ

うどん屋開業へ 2016年5月

大阪でのうどん屋開業の為、都島に住まいをかまえ動き始めました。

 
この住まいはセレクトホームさんで決めさせていただきました。はじめは大手のミニ⚪︎ニさんやアパ⚪︎ンショップさんやセン⚪︎ュリーさんを訪問して探しましたが、セレクトホームさんの神対応にやられました。たまたまオーナーの方が同い年で不動産の他にも飲食も経営されてるとのことで意気投合させていただきました。幸先の良いスタートとなりました。
 
お遍路で得た徒歩技術を駆使して北区を中心に本町までを歩き回りました。歩くと土地勘や雰囲気、歩いている人の層だとかが分かりとても良い情報収集となりました。店舗専門の不動産に訪問したり、ウェブで店舗案内のメルマガに登録したりと出来ることをやりました。
 
まず第一に感じたこと。それは、どんな物件がいいかの判断がつかないことでした。知識不足です。なので物件情報を日々確認し、体に慣れさせようと努力しました。
 
次に感じたことは、居抜き物件はなかなか希望のものがない、ということです。予算や思い描いているものに合致する物件はほとんど出てきませんでした。不動産の方に相談すると、「そういうものです。物件探しに6ヶ月は見た方がいいですよ。」とのこと。それじゃあ間に合わない!と思いつつも物件はない…
 
さてどうしたもんかという感じの5月でした。
 
名古屋にある後輩のぶどう農園をお手伝いさせてもらったりしました。
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ぶどう農園。広かったです。
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ジベ。これを使って種無しにしちゃいます。
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刈りました。刈ってはいけないものも刈りました…泣。
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未来の乗り物笑。
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臆病な猫ちゃん。
 
とても有意義な時間でした。
伴くん、ありがとうございました!
 
久しぶりの先輩や友人にも会える時間が多くとれたので有意義には過ごせたと思います。
 
次回は6月のことを書きます。

プロフィールと脱サラした理由

ご無沙汰しています。

私のプロフィールをまだ書いておりませんでしたので記述させていただきます。
 
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なるや
男性
昭和60年2月2日生まれ 
31歳
西有家小・中学校卒業
長崎県立島原高等学校卒業
河合塾福岡校にて浪人
香川大学工学部卒業
人材派遣会社にてサラリーマン5年半
(門真→たつの→姫路→梅田)
ターニングポイント、脱サラ
「八十八庵」さんでうどん修行2年半
四国八十八ヶ所を歩き遍路
独立の為、大阪にて物件探し
現在に至る…
です。
 
 
何故脱サラしたのか…
 
それは面白くなかったからです。
会社に評価されるのがイヤでした。
自分の人生が決められているような…
あの時の自分は愚痴ばかり吐いていました。
 
また、自分の可能性を試したかったということもあります。
 
悩みました。何をしたらいいのかも分からずただただ毎日を過ごしていました。
 
体重もどんどん増えていきました笑。
夜も帰るのが午前様で夜中に弁当とカップラーメンばかり食べていました。
 
ある日、ひょんなことをきっかけに本を読むようになりました。そして人生について考えました。自分の使命とは…悶々とする日々が続きました。
 
「人々を笑顔にすることが自分の生き甲斐だ」
 
ある時、この思いを自分の中に発見しました。
そして、うどんという三文字が天から降りてきました。嘘のような話ですが本当です。
 
何故うどん屋なの?
とよく問われますが、直感です。
何故かそれだけは変な自信がありました。
 
その直感を信じ、一念発起して香川県にある八十八庵さんの門をたたきました。
 
そして素晴らしい環境で2年半の修行を行わせていただきました。笑いあり涙ありの濃い時間でありました。感謝しても感謝しきれません。このご恩は一生をかけて返させていただければという思いです。
 
また両親は何も言わず、突拍子もないことを言い続ける息子を信じて見守ってくれていることにも感謝です。
 
そして、四国八十八ヶ所歩き遍路を終え、
大阪に戻ってきました。
 
何故長崎じゃないの?
これは田舎者の都会への憧れも少し含まれています。また、大阪が好きなんだと思います。
 
第二の人生がスタートしようとしています。というかしてます。次回は大阪に戻ってきた5月のことを振り返りたいと思います。
 
うどん屋開業への道編〜
スタートです。

歩き遍路を終えて…

歩き遍路を終えて約二週間が経過しました。歩き終えたすぐは次の歩く目的地がない焦燥感に見舞われていましたが、やること盛り沢山だったので現実に戻るのは早かったです。
 
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今更ながら装備品です。靴はノースフェイスのハイカットのトレッキングシューズを購入しました。
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お遍路グッズです。
 
そして色々な人がこのお遍路ブログを楽しく読んでいてくれたということをチラホラ聞き、嬉しく思いました。ありがとうございます。
 
「これはお遍路したお陰だ!」と言えるものは…

・体重が8kg落ちた。

・野宿スキルが身についた。
・歩く距離によって歩行時間の計算が出来るようになった。
・あいさつが自然に出来るようになった。
・お遍路さんとの距離がぐっと近くなった。
・人脈が増えた。
ぐらいでしょうか笑。
 
「歩き遍路で得たものは?」と聞かれると具体的にははっきりとはわかりません。
 
ただ気づいたことはたくさんあります。
 
例えば目標をかかげるとそこまでは到達するがそれ以上はいくことが難しい。それは低い目標でも高い目標でも同じなんだと思います。今日は45km歩こうと決めるとそこまで歩いて身体が悲鳴をあげます。ところが25kmでいいやと決めるとそれだけでも45km歩いたくらいに身体は悲鳴をあげるのです。気持ち次第で疲労度も変わってくるんだなと思いました。
 
また急ぎすぎるとよくないということもわかりました。急ぐと余裕がなくなります。周りも見えなくなります。貴重な出会いも見逃してしまいます。ゆっくり歩くと周りがよく見えます。道端の草や花、空気、匂いに季節を感じることができます。猫をよく見つけれます。よく考えることができます。心が優しくなります。あいさつが出来るようになります。色々な奇跡的な出会いが訪れます。
 
これまでほぼ休憩することなく人生を突っ走ってきましたが、立ち止まることやゆっくり歩くことの大切さが分かったような気がします。
 
また笑顔であいさつをすることは、最高のコミュニケーションだと思います。笑顔は笑顔をよびます。気持ちの良いあいさつは心の距離をぐっと縮めます。魔法のようなものだと思います。
 
私は本当にたくさんの人々に支えられて生きています。本当に本当に支えられています。これからも支えられ続けていくんだろうなと思います。そんな人々に恩返し出来るように自分の人生を精一杯生き抜こうと思います。
 
 
神様の存在は信じていません。お寺もそんなに興味はありません。なのでお寺の話題はあまりブログに出てこなかったと思います笑。しかし、一応全てのお寺の本堂と大師堂にはローソク、線香、納め札、お賽銭、お経を唱えました。日々生かしてもらっている感謝をしました。そして納め札の裏にひとつだけお願いごとを書きました。
 
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一貫してお願いしました。
他人の幸せは私が決めることではありません。その人が決めることです。私は両親のお陰でこの世に生まれることができました。両親のお陰で今幸せです。まだまだ未熟者なので恩返しは出来ていませんが、今は精一杯生きることが恩返しと思い、精進したいと思います。
 
 
幸せはその人の心が決める。
でも、
幸せは歩いてこない。
だから歩いていくんだね。
 
 
前を向いて、
そして上を向いて、
私の人生を歩いていきます。
 
ご愛読ありがとうございました。
 
 
〜歩き遍路編 完〜

4月18日 歩き遍路〜35日目〜

いつものように5時20分に目が覚めました。目覚まし10分前に起きる体になりました。なんだか生活リズムは規則正しく健康的になったと思います。今日がいよいよ最終日です。

 
f:id:naruyat22:20160419180626j:image朝一、女将さんがお接待にお雑煮を下さいました。五臓六腑にしみ渡りました。有難うございました。
f:id:naruyat22:20160419180738j:image宿泊した宿です。素泊まり3500円だったのですが、お接待に500円下さいました。本当に気さくで暖かみがあり嫌みのない女将さんです。客が途絶えない理由がわかりました。本当に有難うございました。
f:id:naruyat22:20160419180920j:image後12.6kmでこの旅も一旦フィナーレを迎えます。なんだか複雑な気分です。
f:id:naruyat22:20160419181115j:imageこういうものがある事さえも知りませんでした。歩かないと見えないものはたくさんあります。
f:id:naruyat22:20160419181301j:image側道の旧道を通ります。初めての風景で長尾ではないみたいです。
f:id:naruyat22:20160419181402j:image前山ダムです。ゆっくり眺めたのは初めてかもしれません。
f:id:naruyat22:20160419181447j:imageお遍路交流サロンです。こちらが9時会館なのでそれに合わせて遅めに宿を出ました。こちらでは遍路の色々な展示物があり歩き遍路であれば歩き遍路大使の任命書を無料で発行して頂けます。
f:id:naruyat22:20160419181836j:imageちなみにこれが証書です。なんだか嬉しいです。
f:id:naruyat22:20160419181906j:imageバッジも下さいます。あとDVDも頂きました。道も丁寧に教えて下さり、お茶とゆで卵も頂きました。有難うございました。
f:id:naruyat22:20160419182001j:image竹の子です。竹の子天ぷら食べたいなぁと思いました。
f:id:naruyat22:20160419182149j:imageそのまま国道をしばらく歩き女体山へ続く遍路道に入っていきます。
f:id:naruyat22:20160419182313j:image昼寝城です。通勤の際、いつも存在は気になっていました。
f:id:naruyat22:20160419182402j:image登り坂が続きます。雨が降ったり止んだりしています。
f:id:naruyat22:20160419182454j:image昼寝城に続く道がありました。結構な山道でした。すごく気になりますが次回の楽しみにとっておきます。
f:id:naruyat22:20160419182607j:imageまぁまぁ急な登り坂が続きます。地味にしんどいです。
f:id:naruyat22:20160419182713j:image女体山へ近くなってきました。
f:id:naruyat22:20160419182801j:imageこういうものにも興味が湧いていました。最初はスルーしていたのに不思議なものです。
f:id:naruyat22:20160419182845j:imageついに登山口です。最後の山越えです。気合が入ります。
f:id:naruyat22:20160419182914j:imageここまで左肩にハエがお供してくれていました。約30分は一緒でした。居心地が良かったのでしょう。もしかして弘法大師空海…もしかしたらそうかもしれません笑。
f:id:naruyat22:20160419183047j:image見慣れた山道が続きます。なんだか少しウルっときました。
f:id:naruyat22:20160419183201j:image標高を上げていきます。意外と高いのです。頂上は標高770mほどあります。
f:id:naruyat22:20160419183302j:image足場が悪いところはこうやって補強されたりしています。
f:id:naruyat22:20160419183331j:imageなかなか登ってきました。標高450mくらいでしょうか。
f:id:naruyat22:20160419183410j:image急な階段が続きます。雨が本降りではなくて本当に良かったと思います。
f:id:naruyat22:20160419183505j:imageん?なんだか道がなくなりました。行き止まりでしょうか。標識もありません。
f:id:naruyat22:20160419183543j:imageなんだか登れそうです。恐らくここを登るのでしょう。手と足を駆使し登ります。ザックの重みが怖いです。この旅初めて死の恐れを感じました。
f:id:naruyat22:20160419183703j:image岩場を登ると何やら頂上っぽい感じです。ホッとしました。ここも危ないです。大雨の日は間違いなく違うルートを選択しなければならないと思いました。
f:id:naruyat22:20160419183826j:imageなんだか色々な石碑がありました。
f:id:naruyat22:20160419183855j:imageお!
f:id:naruyat22:20160419183912j:image頂上です。眺めが壮大です。そして寒いです。が、爽快感があります。
f:id:naruyat22:20160419184213j:image女体山…なかなかのネーミングです。
f:id:naruyat22:20160419184256j:imageここからは大窪寺まで下りの道になります。
f:id:naruyat22:20160419184326j:imageついに結願の道標が…。
f:id:naruyat22:20160419184404j:image込み上げてくるものがあります。
f:id:naruyat22:20160419184433j:imageそして下もなかなか急です。大雨の場合は細心の注意が必要です。
f:id:naruyat22:20160419184513j:image奥に八十八庵の駐車場が見えます。もうゴールはすぐそこです。
f:id:naruyat22:20160419184617j:image大窪寺の境内が見えました。到着です。
f:id:naruyat22:20160419184655j:image女体山越えルートだと大窪寺の裏から境内に入るので一旦山門の外に出ます。八十八庵が見えます。
 
ついに到着しました。最後のお経を唱えます。団体さんが大きな声で詠まれていましたが、気になりません。不思議と集中しています。ビシッと決まりました。
 
f:id:naruyat22:20160419185134j:image八十八庵に到着しました。いつもの温かい笑顔、雰囲気がそこにはありました。オリーブ牛入り打ち込みうどん、こちらも五臓六腑に染み渡りました。
f:id:naruyat22:20160419185327j:imageそして数々の奥さんの手料理が運ばれてきました。竹の子の天ぷらまであります。全てすごく美味しくペロリと食べてしまいました。個人的に奥さんのポテサラは日本一美味いと思います。
f:id:naruyat22:20160419190259j:imageコーヒーも頂き、その後に生を頂きました。久しぶりの生に感動を覚えました。
f:id:naruyat22:20160419213335j:image金剛杖もすり減りました。この杖も私の足をカバーしてくれました。有難うございました。
 
もうお終いかという思いが強いです。明日からは歩かなくて良いです。明日の予定を立てる為にあの地図を開くこともありません。
 
 
 
35日間にわたる旅が終わりました。
 

4月17日 歩き遍路〜34日目〜

カプセルホテルは安心しすぎてブログを書きながら寝落ちしていました。やっぱりあの空間が好きみたいです。

 
屋島寺までは約7km。雨が降ったり止んだりの不安定な感じです。
f:id:naruyat22:20160418150557j:image見慣れたシダックスあたりの風景です。大学時代はほぼ毎日この辺りを通っていました。
f:id:naruyat22:20160418150736j:imageついにさぬき市の標識が…!ついにここまで来たかという思いです。
f:id:naruyat22:20160418150915j:image屋島が見えました。上辺が長めの台形をしています。源平合戦の続きがあった場所です。
f:id:naruyat22:20160418151029j:image屋島寺への坂道を登り始めた辺りくらいから嘘のように晴れ間が広がり暖かくなりました。気持ちがいいです。
f:id:naruyat22:20160418151213j:image屋島寺までの遍路道がハイキングコースにもなっているようでたくさんの人が登ったり下ったりしていました。歩道は舗装されて歩きやすいものでしたが、まぁまぁ急で長くしんどいです。
f:id:naruyat22:20160418151746j:image納経所でお接待を頂きました。安定の美味しさでした。有難うございました。
 
次の八栗寺までは約6kmです。さぁ進もうとすると…
f:id:naruyat22:20160418152032j:imageまさかの直太郎君が駆けつけてくれました。夜遅くまで仕事だったのに彼は頑張りました。冷たいボルビック有難うございました。とりあえず一緒に歩くことになりました。
f:id:naruyat22:20160418152341j:imageさぬき市の街並みビューポイントがありました。気持ちがいいです。
f:id:naruyat22:20160418152503j:imageとりあえず屋島を下ります。結構な傾斜です。直太郎君はウキウキです。寺や仏閣が大好きだそうです。
f:id:naruyat22:20160418152640j:image鶏発見です。
f:id:naruyat22:20160418152747j:image何匹か放し飼いされていました。迫力がありました。
f:id:naruyat22:20160418152829j:image途中、お接待所があり3名の方が運営されていました。土日にはこういう場所が各地にあるそうです。お茶とお菓子を頂きました。有難うございます。
f:id:naruyat22:20160418153014j:image老舗の山田家がありました。行ったことはないですが時間的にスルーしました。
f:id:naruyat22:20160418153133j:image今日は風がすごく強いです。瞬間風速は相当なものだと思います。
f:id:naruyat22:20160418153238j:image八栗寺への登り坂に、よもぎ餅屋さんかありました。男はつらいよにも出演したみたいです。
f:id:naruyat22:20160418153345j:image手作りでその場で作ってくださいます。お遍路さんにはあんこボリュームアップサービスがあります。直太郎君がお接待にひとつ買ってくれました。とても美味しかったです。有難うございました。
f:id:naruyat22:20160418153528j:image山道に入ります。
f:id:naruyat22:20160418153619j:image直太郎君はまだまだウキウキです。2人で歩くと気が紛れて楽です。楽しい道のりが続きます。
f:id:naruyat22:20160418153731j:image八栗寺からの一枚。屋島も含め高松市内が綺麗に見えます。風は強いですが晴れは何もかもいいです。
f:id:naruyat22:20160418154011j:imageなんだかお寺のバックの山が気になります。普段は入山禁止みたいです。
 
次の志度寺までは約6.5kmです。
f:id:naruyat22:20160418154138j:image直太郎君は仕事があるのでケーブルカーで下山します。楽しいひと時でした。またいい話も出来ました。彼は真摯な料理人の心を持っていました。ありがとう直太郎。
f:id:naruyat22:20160418154345j:image山を下るとそこは牟礼町でした。
f:id:naruyat22:20160418154422j:image何回も通りましたが一度も行ったことはありません笑。
f:id:naruyat22:20160418154436j:image本日のランチは国道11号沿いにある「大谷製麺所」さんです。
f:id:naruyat22:20160418154450j:imageぶっかけ中+竹の子天430円。オーソドックスに美味しいうどんでした。悪く言えば特徴はありません。しかし野菜系の天ぷら達の大きさに驚きました。この竹の子天もかなりの大きさと厚さでした。味も雑味なく美味しく味付けされていました。ご馳走様でした。
f:id:naruyat22:20160418154503j:image琴電志度駅。可愛らしい駅でした。
 
f:id:naruyat22:20160418154559j:image次の長尾寺までは約7.5kmです。ついに完全なホームタウンに突入です。
f:id:naruyat22:20160418154613j:imageオレンジタウンです。ここは閑静な住宅街です。
f:id:naruyat22:20160418154630j:image野崎さんは留守のようでした。
f:id:naruyat22:20160418155206j:imageついにこのタイプの長尾寺までの道標が…。なんだか感慨深いです。
f:id:naruyat22:20160418164208j:image普段車で通っていた道から一本中にある旧道を通ります、全く別の町に見えます。歩かないと分からない景色はたくさんあります。
f:id:naruyat22:20160418164231j:imageもうすぐ着いてしまいます。どんどん現実が近づいてきました、
f:id:naruyat22:20160418164250j:imageへんろ橋。こんな橋があったのかという思いです。
長尾にいたのにほとんど足を踏み入れたことがなかったです。納経所の横の茶屋でお茶を頂きました。有難うございました。
 
f:id:naruyat22:20160418164322j:image本日の宿、「あづまや旅館」さんに到着しました。長尾寺から徒歩5秒くらいにあります笑。八十八庵にいた際もこちらから歩いて来られるお遍路さんがたくさん訪れていました。広く清潔な部屋です。
f:id:naruyat22:20160418164341j:image窓からの長尾の風景です。天気も良く夕方な日の当たりが哀愁を漂わせます。ここまで来たんだなぁとしみじみします。
f:id:naruyat22:20160418164354j:image生姜湯のお接待を頂きました。器が粋です。
f:id:naruyat22:20160418164404j:image素泊まりなので本日の夕食は、ほっともっとの牛キャベツ丼とカップ麺です。あっという間に食べました。
 
テレビを見ながらブログを書いています。明日で結願します。長時間歩くことも明日で一旦終了です。なんだかもの淋しくもあります。
 
走っていては見えない風景も歩いてみるとよく見えます。明日は前山にあるお遍路サロンに寄るので遅めの出発です。
 
風がやみました。おやすみなさい。
 
 
 
 
 

4月16日 歩き遍路〜33日目〜

リクライニングソファーでは寝れなかったので畳の部屋で毛布を敷いて寝ました。そして起きると何度かお会いしていたお遍路さんが隣にいました。こういう偶然ってあるんだなぁとびっくりしました。

 
f:id:naruyat22:20160417203242j:image朝食は吉野家の朝メニュー、鶏そぼろご飯290円です。朝も早かったので一人でバタバタされていた定員さんに10円を1円に両替するお願いをしたところ、笑顔で「こちらもとても助かります!」とおっしゃいました。これが接客、顧客満足度だなと感心しました。朝からとても良い気持ちになりました。
f:id:naruyat22:20160417203608j:image宇多津駅から昨日歩いた国分駅まで電車を使い、国分寺へ向かいます。
 
次の白峯寺までは6.5km。山登りになります。
f:id:naruyat22:20160417203841j:image恐らくあの山を登るとても思われます。
f:id:naruyat22:20160417203934j:image傾斜が急な坂道を登っていきます。
f:id:naruyat22:20160417204015j:image急な階段でさらに登りづらい高さの階段を進みます。ここは意外ときついポイントです。
f:id:naruyat22:20160417203915j:imageビューポイントです。朝の眺めは空気も澄み、とても気持ちがいいです。
f:id:naruyat22:20160417204307j:image国道に出ました。しばらくアップダウンな道が続きます。
f:id:naruyat22:20160417204356j:image再び遍路道に入ります。足場がネチョネチョしていて悪いです。
f:id:naruyat22:20160417204440j:imageこういう説明書きも結構遍路道には点在しています。
 

次の根香寺までは約5km。山道トレッキングコースを進みます。

f:id:naruyat22:20160417204619j:image来た道を少し戻り分岐で根香寺方面に向かいます。
f:id:naruyat22:20160417204814j:image気持ちが良いトレッキングコースです。ハイキングには持ってこいの道だと思います。
f:id:naruyat22:20160417204908j:image途中、休憩されていたトレッキングを楽しんでいる方達にお接待ゼリーを頂きました。ありがとうございます。
f:id:naruyat22:20160417205012j:image最後はぐいっと登ります。
f:id:naruyat22:20160417205047j:image国道をしばらく進みます。
f:id:naruyat22:20160417205114j:image五色台に来ました。大学時代が懐かしくなります。あの頃は楽しかった。今も楽しいですが笑。
f:id:naruyat22:20160417205204j:image最後は遍路道を下ります。
f:id:naruyat22:20160417205314j:imageすごく綺麗な遍路小屋がありました。ハーブ茶とお菓子のお接待までありました。ありがとうございます。
 
ここでお八十八庵3代目の雄喜さんご家族が応援に駆けつけて下さいました。
f:id:naruyat22:20160417205624j:imageサラダやお寿司、大量の唐揚げ笑、お茶やウィダーインゼリーや蒟蒻ゼリーなどたくさんのお接待を頂きました。かわいい子供達にも会えて元気と勇気を頂きました。本当に本当に有難うございました!
 
次の一宮寺までは約12kmです。
f:id:naruyat22:20160417205923j:imageお腹も減っていたので早速先程の遍路小屋でお昼にしました。サラダも美味しく特に唐揚げは胸とモモ肉のどちらとも絶品でした。大量だったので3時のおやつに分けて食べました。ご馳走様でした。
f:id:naruyat22:20160417210118j:image室内には小学生のメッセージやお接待がたくさんです。二階もロフトがあり、3人くらい寝れそうです。小学生の寄付によって建てられた遍路小屋らしくトイレも水もあります。最高峰の遍路小屋でした。有難うございました。
f:id:naruyat22:20160417212513j:image海が見えました。
f:id:naruyat22:20160417212414j:imageこういう道が好きです。
f:id:naruyat22:20160417212632j:image高松市内が見えました。シンボルタワーが見えます。高松はもうすぐそこです。
f:id:naruyat22:20160417212721j:image下山しこのような国道ではない旧道を7kmくらい進みます。
 
次の屋島寺までは約14kmなので途中の高松市内のカプセルホテルに泊まります。
f:id:naruyat22:20160417213249j:imageゆめタウンが見えます。ついにここまで来たかという思いです。ホームなので道はほぼ熟知しております。
f:id:naruyat22:20160417213405j:image伝説のゴリラマンション。STP部長原田氏が住んでいました。りったまとかが懐かしいです。
f:id:naruyat22:20160417213519j:image居酒屋「かど弦」の前を通ると後輩の直太郎君が顔を出しました。いい笑顔です笑。週末なので忙しそうでした。
f:id:naruyat22:20160417213641j:image本日のお宿です。一泊朝食付きカプセルで3000円です。
f:id:naruyat22:20160417213725j:image夕食は「ドカ壱」さんでラーメン700円全部マシです。かなり色々増されていました。久しぶりに満腹になりました。
 
カプセルホテルは意外と居心地が良く、好きな感じです。なんだか落ち着きます笑。
 
なんだか香川はあっという間です。明後日には結願します。この旅も終了です。嬉しさと寂しさが半分半分です。早く終えたいと思っていたのに不思議なものです。おやすみなさい。

4月15日 歩き遍路〜32日目〜

良く眠れました。しかし熊本で震度7の大地震があった模様です。地元島原もまぁまぁ揺れたみたいです。亡くなられた方のご冥福と被災地の皆様の無事をお祈りしながら歩きます。

 
f:id:naruyat22:20160417174254j:image次の曼荼羅寺までは約3.5kmです。遍路道からスタートです。軽く山を下ります。
 
f:id:naruyat22:20160417174916j:image曼荼羅寺から600m程登ると出釈迦寺です。弘法大師善通寺の街並みを見下ろしています。
 
次の甲山寺までは約3kmです。田舎道を通り進んでいきます。
f:id:naruyat22:20160417175215j:imageたくさん小麦畑が広がっていました。さぬきの夢という品種だと思われます。
 
次の善通寺までは1.6km。香川県は特にお寺とお寺の距離が短いです。
f:id:naruyat22:20160417180126j:image香川県はやはり休憩所の建物のレベルが高いです。野宿しやすそうです。
f:id:naruyat22:20160417180226j:imageカタパンの老舗です。味があります。いつまでもこのような雰囲気で続いてほしいものです。
f:id:naruyat22:20160417180332j:imageこちらのお寺は全てにおいてスケールが全て大きいです。
 
次の金倉寺までは約3.8kmです。1時間くらいで到着します。
f:id:naruyat22:20160417180549j:imageこのような道は何度も通って来ました。落ち着きます。
 
次の道隆寺までは3.9kmです。
f:id:naruyat22:20160417180804j:imageお!金倉寺を出ると長田in香の香が!これは入らざるをえなくなりました笑。
f:id:naruyat22:20160417184931j:image15分程待ってやっと提供されました。釜揚げうどん小250円。こちらの出汁は最高に美味しく麺もモチモチ感たっぷりで美味しいです。ただ小は少ししかないのでこちらでメインで食事をされるなら大を頼むことをオススメします。
f:id:naruyat22:20160417185147j:image神社の中を横切る道がありました。
f:id:naruyat22:20160417185221j:image歩いているとどこからかお遍路さーん!と呼ぶ声がして振り返ってみると写真の方が走ってこられました。なんでも息子さんがお地蔵さんの陶器を作っているとのことでそれを頂きました。わざわざ有り難うございました。
f:id:naruyat22:20160417185540j:imageこちらです。可愛らしいお地蔵さんです。
 
次の郷照寺までは約7.2kmです。
f:id:naruyat22:20160417185804j:imageついに丸亀市に入りました。香川県はあっという間です。
f:id:naruyat22:20160417185844j:image丸亀市は都会です。さすが城下町です。
f:id:naruyat22:20160417185943j:image丸亀城です。石垣とお堀で有名なお城です。
f:id:naruyat22:20160417190042j:image宇多津町に入りました。
f:id:naruyat22:20160417190145j:image遍路道にうぶしな神社がありました。それならお昼はここで決まりです。「うぶしな」さんです。神社の駐車場の一角にあります。
f:id:naruyat22:20160417190309j:imageごぼうぶっかけ大(ぬるめ)600円です。麺はモチモチ平打ち麺です。肉ごぼうは甘辛く麺と出汁とマッチしています。少し辛めですがかなり美味しいです。ご馳走様でした。
 
次のお寺までは約6kmです。次の国分寺までは進みたいので急ぎます。
f:id:naruyat22:20160417190656j:image坂出市に入りました。本当にあっという間です。
f:id:naruyat22:20160417190734j:imageアンパンマン達が次のお寺までの励ましエールをくれました。なんだかこれまでをみてもアンパンマン率が高いです。
f:id:naruyat22:20160417190923j:image八十場の心太です。ところてんと読みます。風情がある雰囲気でした。
 
次の国分寺までは6.9kmです。17時までに間に合わなさそうなのでとりあえずお参りだけ行い、明日の朝一で納経していただこうと思います。
f:id:naruyat22:20160417191216j:imageよく「がもううどん」を食べにきていた見慣れた道です。ホームです。
f:id:naruyat22:20160417191315j:image詳しい説明がありました。
f:id:naruyat22:20160417191345j:image高松は目と鼻の先です。
f:id:naruyat22:20160417191422j:imageなんだかんだで17時半に到着して参拝を行おうと思ったらなんと門が閉められていました。残念です。
 
これから最寄りの国分駅から宇多津駅に戻り、四国健康村に向かいます。
f:id:naruyat22:20160417191601j:image大学時代のマンドリンクラブの合宿で使用していた青年センターがリニューアルしてました!びっくりです。
f:id:naruyat22:20160417191707j:image宇多津に着きました。都会です。歩いて15分のところに四国健康村はあります。
f:id:naruyat22:20160417191801j:imageこちらは納経帳を見せるとお遍路さんプランで2000円で泊まることが出来ます。泊まりは個室ではなく休憩スペースに勝手に寝る感じです。プラス700円で夕食もつけることが出来ます。
f:id:naruyat22:20160417191918j:imageすき焼き定食を注文しました。普通に頼むと1480円します。お遍路プランはかなりお得です。
 
今日は8つのお寺を打ちました。やはりお寺が多いと少し疲れます。今日は早めに休もうと思います。熊本、大分の皆さん、無事をお祈りいたします。おやすみなさい。