4月8日 歩き遍路〜25日目〜
昨晩は耳栓をしてぐっすり眠れました。朝一パンを食べ7時に出発です。本日は三坂峠を越え、約21km先の浄瑠璃寺を目指します。
本日も三坂峠まではだらだらと国道を登り標高を上げていきます。いい感じの野宿スポットがありました。トイレ水屋根ありです。
今年はスノボに行ってません。行きたいなぁ。
スキー場入り口にもいい感じの野宿スポットがありました。トイレ水屋根、そして電源まであります。
12km程だらだらと登った所から峠道に入ります。
少し登った所が峠でした。これからどんどん下っていきます。
こちらも重要な峠だったようです。
後から聞いた話によればこの霧がかかっている所から、松山市内が一望できるそうです。残念でした。
下り坂はやはり膝に負担がきます。昨日のノーザック時は走り出すかというくらい軽かったです。やはり12kgは重く体にのし掛かっているということです。
謎のオブジェがありました。
下山途中から畠山さんという66歳の方と一緒に歩くことになりました。パワフルな方で今回で7回目の歩き遍路とのことです。僕よりも俄然軽い足取りでセーブして一緒に歩いて下さいました。
46番浄瑠璃寺
落ち着く雰囲気のお寺でした。次の八坂寺までは約1km。近いです。
畠山さんの後ろ姿です。66歳には全然見えません。
47番八坂寺
次の西林寺までは約5km。畠山さんはどんどんいかれます。休憩なしです。
松山市内が見えてきました。久しぶりの街です。
途中、札始大師堂というところにも畠山さんの勧めで寄りました。
サボテンが庭にわんさか生えているお家を発見。サボテンの多さに思わず笑みがこぼれました。
48番西林寺
次の浄土寺までは3.2kmです。たまに畠山さんが後ろを振り返るので何かありましたかと尋ねると、鈴の音が聞こえるそうです。こんなことは7回目で初めての経験だそうでお大師さんを後ろに感じているそうです。私なんか何も感じたことありません。深いです。
49番浄土寺
こちらで畠山さんは宿を取られているそうなのでお別れです。話をしながら歩くと気分が紛れて早く目的地につきます。畠山さん、ペースを合わせていただき有難うございました。
コンビニで腹ごしらえをし、独り歩き再開です。次の繁多寺までは1.7kmです。約20分くらいです。
50番繁多寺
本日4月8日はお釈迦様の誕生日ということで甘茶の接待が各お寺で営まれています。初めて飲んだ感想は、後から甘さがくる薬みたいなお茶、です。有難うございました。
謎の石像がありました。結構な大きさです。
51番石手寺
こちらのお寺を参拝していると、なんと後輩の京子と里奈がお接待をもって駆けつけてくれました!京子の娘、柚乃ちゃんも一緒に!本当に有難いことです。
近くの饅頭屋で近況等を話しました。みんなどんどん大人になっていくんだなぁとしみじみしました。
本日のお宿「ふじ屋」さんに到着です。本当は石手寺さんの通夜堂をお借りする予定だったのですが諸事情でこちらにお世話になることになりました。素泊まりドミトリーで2000円です。
夜は焼肉パーティーがあるのでどうですかということでせっかくなので参加させていただきました。このようなゲストハウスは初めてで緊張しましたが、皆さん優しい方ばかりで良くしていただきました。特に36歳のタイゾーさんには良くしていただき、お接待に日本酒をいただきました。お接待は断ることは良くないので素直にいただきました。本当に有難うございました。焼肉も久しぶりで美味しかったです。ゲストハウスもいい出会いの場所だなと感じました。
本日もぐっすり眠れそうです。ふじ屋の皆さん、本当に本当に有難うございました。おやすみなさい。
4月7日 歩き遍路〜24日目〜
本日は狭いベンチでありながらも寝れました。ただ足固定だったので身体はガチガチでした。そして夜中から大量の雨が降り出しました。朝も雨です。
あいにくの天気です。ただ若干小雨になったりの感じなのでまだ救いがあります。
ひわた峠を越えていきます。雨が強くなったり弱くなったりの微妙な感じです。
だらだらとした坂道を進み標高を上げていきます。
途中、お山のお水がありました。これがまた美味しいです。ペットボトルの水を入れ替えます。
道も車一台通るのがやっとくらいの道になっていきます。
車道と歩道の分岐にきました。ピンクが濃い花が咲いています。
どんどん進み、一つ目の下坂場峠を越えます。
急な登り坂が続きます。小雨が厄介です。
結構な高さまで登ってきました。
どんどん下り、そしてひわた峠を登っていきます。
だんじり岩と呼ばれる岩がありました。
こちらがそうです。いまいち分かりませんでした。
ぐーっと一気に登り、到着です。ここからはひたすら下りになります。
霧がすごいです。
2.5kmほど下り、久万高原町が見えてきました。相変わらず雨は降ったり止んだりを繰り返します。
本日お世話になる宿「ガーデンタイム」さんにザックを置かせてもらい、45番と46番を打って戻ってきます。この旅初めてのザックなしでのウォーキングになります。楽しみです。
うどん屋さんを発見!!
肉うどん中590円をいただきました。普通でした。お接待でチョコをいただきました。感謝です。
桜と鯉のぼりの共演です。
もうすぐ到着です。ちなみに43番から44番まで約68kmもあります。
44番大宝寺
雨のせいもあり、神秘的な空間でした。山門は迫力がありました。
次の45番までは約10kmです。
またまた峠を越えていきます。坂道がまたまた急で足場も悪くしんどいです。
下りかけた頃から雨足が強くなります。
その後土砂降りになり大雨に耐える時間が続きます。雨の山道は本当に苦痛です。
地盤が緩み木が倒れて道を塞いでいました。この後も3本くらい倒れていました。
シャクナゲの木の間を通り抜けていきます。
やっと45番の登り口が見えてきました。約3時間は心が折れそうになりながらも闘い抜きました。
坂を登ります。
山門をくぐり階段を登っていきます。結構長いです。
45番岩屋寺
こちらの本堂は岩の横に建てられており、独特の空間でした。面白いお寺です。
さぁ宿に急いで帰ります。こちらの休憩所は温泉宿の古岩屋荘のすぐ横にあり、絶好の野宿スポットです。中も広いです。日帰り温泉もありますので至福の時間が味わえます。
その後、また土砂降りに見舞われ、雨の日に進むと決めたのは自分だと心に言い聞かせ、久万高原町まで下りました。土砂降りの国道も嫌なものです。
18時30分に宿に到着。楽しみにしていた岩風呂は今日はやってないとサラリと断られました。
え…?
洗濯の際に大浴場が空いてたので電気をつけて見てみると普通に湯がはられていました。この宿の主人が入るのでしょうか。部屋のユニットバスに入りました。岩風呂をうりにしてるのにやってない。顧客満足度は一気に下がりました。びしょ濡れで帰ってきたのに…。それで素泊まり4500円。もう二度とこの宿に泊まることはないでしょう。トイレはウォシュレットが付いていました。唯一の良い点でした。
本日のディナーです。このハンバーグが固かったのですがなんだか美味しかったです。コーラは美味いです。
今日の峠を越え日の大雨は、恐らく弘法大師が私に与えた試練だったのでしょう。雨が止むのを待つという選択肢もありましたが私は進むと決めました。自分で決めた決断、要は自分で招いた状態だったのです。自分で決めたことに怒りをおぼえてはいけません。今日は色々と気づきが多い日になりました。壁が薄く隣の人のイビキがガンガンに聞こえてきます。おやすみなさい。
4月6日 歩き遍路〜23日目〜
本日はぐっすり眠れました。お二方は番外のお寺に行くそうで5時に出発されました。私は6時30分の出発です。
十カ夜橋通夜堂の写真です。寝心地が良かったです。
出発前に発見。噂の深見東州です。少しだけ読んだのですが自由で能天気なタッチで書かれていました笑。
このお寺の横にある橋の下でお大師さんが寝ていたそうです。
橋の下には寝大師さんがありました。
鯉がめちゃくちゃいました。50円で餌をあげるとそれを鳩も食べに来ました。騒がしかったです。
内子手前の神南堂という休憩所です。構造的に良い野宿ポイントです。これならテントを張らなくても良さそうです。
すごくモロな喫茶店がありました笑。
軽めの遍路道を通り…
内子の町並みにつながる道に出ました。
風情のある町並みが広がります。
色々な観光スポットがあります。
内子座です!
内子座です。
素敵な休憩所がありました。
高橋邸です。
何をした人なんだろう。特に興味もないのでスルーしました。
内子の町並みを抜け少し歩くと道の駅内子フレッシュパーク「からり」がありました。
沢山の地元の食材とお客さんで賑わっていました。活気があり、皆さんが元気でした。素晴らしい道の駅でした。近所にあれば毎日通いたいくらいです。
どんどん山に向かって進んでいきます。
お昼のパンを購入。お店のおばあちゃんが、お接待にジュースでも飲みなさいと130円くださいました。温かさに触れました。有難うございました。
お!すごいものを発見しました。
布団も電気もあり、綺麗でした。いい宿泊場所です。タイミングが合えば泊まりたかったです。
ぐんぐん進みます。次の大宝寺までに2つの峠の選択肢があります。ひわた峠とのうそ峠です。ひわた峠はもともとのお遍路道で険しく2kmほどのうそ峠より短い。買い物する場所ない。のうそ峠は比較的楽だがひわた峠より2kmほど長い。道の駅がある。買い物する場所ある。
…悩ましいところです。行き交うお遍路さんにも情報を聞くとさらに迷います。
川沿いに家が立ち並ぶ好きな光景です。悩んだ結果、明日は雨だし、険しい道の方がやりがいがあるのでひわた峠を選択することにしました。
最後の商店で夕食の買い物です。お弁当やおにぎりはないので、豆腐とじゃこ天を購入し、外のベンチで休憩していると、お店の方がさしみ醤油を下さいました。豆腐に味の変化が楽しめます。有難うございました。
左に進みひわた峠を目指します。さらば道の駅という魅力野宿スポット。
所々に沢があり、そこの空気はヒヤリとするくらい冷たいです。夏はもうすぐそこです。
うどん屋がありました!閉まっていました。
なんだか美味しそうな雰囲気のうどん屋です。文章の中にも温かさがあります。
集落が点々とあります。通りすがりのおじいさんに、いいところですねー、と話しかけると、何もいいことない!過疎地や!もうこの辺は二軒しか人がいない。と哀愁深くおっしゃいました。本当にいい場所ですが、人がいないと廃っていくばかりだそうです。切ないです。
なんだかんだで本日の野宿スポット到着。短めの約30kmのウォーキングでした。バス停のベンチで寝ます。隣に見えるのは薬師堂です。トイレと思ったら、なんと紙がありません。紙探しの旅にでます。
散策するとこちらの会社様を発見。事情を説明し、トイレットペーパーを頂けました。本当に助かりました。有難うございました!
本日の夕食です。これにコカコーラをお昼にお接待でいただいたお金で購入。いいつまみになりました。ご馳走様でした。
バス停のベンチは狭く身体の3分の1ははみ出してしまいます。非常に寝にくいです。そして雨が降ってきました。明日の予報は雨です。お大師様、どうか晴れにして下さい。おやすみなさい。
4月5日 歩き遍路〜22日目〜
やはり野宿は宿泊に比べ、朝一の足の調子が断然悪いです。寝つき具合も違います。野宿だと3回以上は夜中に起きます。テントの片付けも手間です笑。
今日も約41kmのロングウォーキングとなります。龍光寺の納経時間に合わせ6時半の出発となりました。
見えてきました。道の駅から約25分で到着です。
41番龍光寺
そのままの勢いで次の仏木寺へ出発です。約3km、45分です。
龍光寺からの山道です。山を越えて国道に出ます。
このような分かりやすい石碑が立てられていました。
国道沿いにはチューリップ畑がずーっと続いていました。春です。
42番仏木寺
比較的大きなお寺でした。参拝をすませ、次の明石寺へ向かいます。約11km、2時間45分です。
高い山には雲がかかっています。気分もなんだかどんよりなります。
歯長峠を越えていきます。山道はどうしてもザックの重量分足に負担がかかります。
歯長遂道です。一車線しかなく歩道も狭いですが、車はほとんど通りません。
西予市に入りました!
どんどん下ります。ひざと足首に負担がかかります。
その後国道に出て、ひたすら歩き、最後急な坂を登りきれば明石寺に到着です。
43番明石寺
この頃には晴れ間も見え気持ちの良い参拝になりました。納経所の方曰く、次の山道の地図は間違ってるから標識に従えとのことでした。
大きい夫婦杉がありました。
今日の宿泊地である十カ夜橋までは約24km。急いでいかないと日が暮れます。
静かで良い町並みです。町の方も気持ちよく挨拶を返して下さいます。
町並みを抜け、国道56号線をひたすら歩きます。
分岐点です。時間を優先して鳥坂トンネルを通ります。
鳥坂トンネルです。1220mの長いトンネルです。入り口前に反射板の貸し出しがあります。そして歩道が狭い!しかし車はバンバン通ります。ライトを点けてない車は直前に避けたり、大型車が横を通る時はヒヤヒヤします。今までで一番危ないトンネルでした。
大洲市に入りました。貝原KDはお元気でしょうか。
景色が綺麗です。
札掛ポケットパークという場所で休憩しました。ここは東屋2つ、トイレ、水もあり野宿にも良さそうです。ただ国道の真横なので騒音は免れないです。
大分歩きました。歩くってすごいです。
ひたすら下り、大洲の町並みに到着しました。
城下町という感じでした。またゆっくり観光してみたいです。
橋からは大洲城が見えました。肉眼では、すごく素敵で綺麗な風景でした。
その後は大洲市のメインストリートをどんどん進み、17時半に十カ夜橋の通夜堂に到着しました。国道に面しています。先にお二方分の荷物がありました。近くの銭湯オズの湯と夕食を求めて再び街に繰り出します。
天津飯大、餃子、計770円。味は普通ですが空腹は最大のスパイスです。メニュー構成が分かりにくいのと値段が全体的に高めです。やはりあまり流行っていませんでした。
その後オズの湯で汗を流します。サウナ利用なしで400円。リーズナブルです。やはり大きいお風呂は最高です。疲れが癒されます。フロントのお姉さんに、歩き遍路の方にサービスしてますと袋をいただきました。有難うございました。
風呂から戻ると二人のお遍路さんも帰ってこられていました。6年回り続けている方と今回4回目で逆打ちをされている方です。次の大宝寺の攻略法などを丁寧に教えて下さいました。4回目の方と色々とお話しする中で、お大師さんに会ったかと問われました。私は気配すら感じたことがなかったのですが、その方は感じたそうです。お大師さんは自分の心の中とお接待をして下さる方の中に存在するようです。深いお話しを有難うごさいました。
こちらの通夜堂は広く、しかも布団まで用意されています。布団はやはり気持ちがいいです。ぐっすり眠れそうです。おやすみなさい。
4月4日 歩き遍路〜21日目〜
雨音で目が覚めました。錦織くんは負けていました。残念です。気を取り直して昨日いただいた塩おむすびを食べます。冷たいです。
部屋です。ベッド意外ほぼ何もおけないくらいの狭さでした。有難うございました。
朝から雨が降り続いており、昼頃止むという予報なので今日は国道回りの遍路道で本日の宿である「道の駅みま」を目指します。約40km先です。
トンネルの横に歩行者と自転車専用のトンネルがありました。これは嬉しいです。
この後から雨が強くなり昼頃まで雨に打たれました。傘があると非常にストレスもなくなります。傘ってすごいです。
この旅初めてのユニクロ発見です。
ふむふむ。宇和島の町は情緒あふれる町並みです。
宇和島といえば…
そう!じゃこ天です。一枚いただきました。美味しかったです。ご馳走様でした。
なかなか北上してきました。
宇和島城です。歩いている位置からは確認出来ませんでした。本当にゆっくり散策したい町並みがそこにはありました。また来ます。
桜吹雪です。コブクロの桜が頭の中でリピートされます。
なんだかんだで道の駅到着しました。約10時間のウォーキングでした。
なんだかカカシがたくさんいます。
この道の駅みまは、トイレもすごく綺麗で絶好の野宿スポットだと思います。10分ほど歩けばローソンもあります。この日は野宿は私一人でした。お店が閉まり、薄暗くなってテントを張ります。
晩酌です。お酒は飲まない設定なので久しぶりにコカコーラゼロを飲みました。炭酸は美味しいです。箸がついてなかったので素手で豆腐を食べました。非常に食べ辛かったです。これとおむすびとパンとエルチキも食べました笑。
なんだか今日はただひたすら無心で歩きました。明日もロングウォーキングになるので早めに休みます。おやすみなさい。
4月3日 歩き遍路〜20日目〜
夜中の3時に雨音で目が覚めました。結構な大雨で水が流れ込んでくるギリギリで気づき、テントを移動させることが出来ました。万事休すでした。その後少し眠り、7時に遍路小屋を出発しました。有難うございました。
小雨が降ったり止んだりです。本日目指す40番の観自在寺までは約22km。松尾峠を越えていきます。
さようなら宿毛市。町中を歩きましたが意外に栄えており、皆さん気持ちよく挨拶を返して下さり良い町だと思いました。
おはようございます。猪と鹿除けの柵が頑丈なものでした。
松尾峠までは緩やかな遍路道が続きます。雨がほぼ上がりました。曇りではありますが気持ちが良いです。
牛はいませんでしたが心が和みます。
峠道にさしかかります。所々にこのような可愛らしい看板が地元の中学生によって提供されています。
みかん畑が広がっていました。さすが愛媛です。
さていよいよ登り坂です。坂の疲れが心地よく感じます。アスファルトより断然足への負担は軽いです。
とは言いながらも結構な勾配の登り坂です。ハーハー言いながら汗もかきながら登ります。ジメジメしています。
所々にあと何メートルの表示が出てきます。これを頼りに踏ん張ります。
到着です。軽く達成感があります。周りには茶屋跡やトイレ、大師堂跡があります。
大師堂跡です。現在は封鎖されています。
伊予と土佐をつなぐ重要な峠道だったようです。
ここからはどんどん下っていきます。足が痛かった時の下が嘘のように足が出来たことに感動を覚えます。
たまに新キャラ的な表示が現れます。なーし君。多分カワウソです。
なんだか曇りが多く綺麗な桜の写真が撮れません。残念です。
松尾峠を越え愛媛県に入りました!残すは愛媛と香川です。
手も真っ黒です。顔も真っ黒です。若干眼鏡の跡がありますが…笑。
なんだかオシャレな標識になりました。土地土地によって様々なんでしょう。英語表記までされています。
桜の花びらの絨毯です。
河川敷を通り観自在寺がある町を目指します。そして途中で雨が降り始めました。雨装備に予めしていたのでそのまま進みます。
40番観自在寺
雨の中なんとか写真を撮りました。参拝を終え、休憩所で一休みしていると、ドフラミンゴがつけていたサングラスをしたジャージ姿の年配の方が話しかけてこられました。なんでも12年間歩き遍路をしながら山にこもり修行を積まれたようで、右手に特別な力を授かってどんな痛みでも治せるそうです。足は痛くないですと強く返しました笑。師匠からもらった金の札をあげるわと一応いただきました。その後も黙々と話してこられるので受け流し、最後に神の塩と呼ばれる透明な袋に入った白いモノを渡されそうになったのですがヤバイと思い、いりません!と断りその場を後にしました。あの人は一体何者でしょう…。高い確率で不審者であったと思います。
その後、とてつもない豪雨に襲われました。一瞬でびしょびしょになり、思わずLAWSONで傘を購入。歩ける状態ではありませんでしたがなんとか歩きます。10kmほど雨に打たれました。この前の経験を活かし心を鎮めます。
宿泊地である内海村に近づいた時に雨がやっと小降りになりました。
養殖網がたくさん海に浮かべられています。聞くところによると真珠の養殖だそうです。
地図を見ると結構歩いてきたことを実感します。
また雨が強くなってきた所で宿付近に到着。電話をすると、カラオケ喫茶のとこにいて下さいとのことでした。しばらくして女将さんが到着。裏に案内されました。今日お世話になる宿は「柏坂」さんです。一泊二食で4000円。朝は塩おむすびを夕食時に3ついただけます。
夕食です。カレー率が高いです。お腹も減ってるし好物なので普通に嬉しいです。八十八庵の奥さんが作る絶品カレーが食べたいです。
その後はお遍路さん同士で話に花が咲いたり、ご主人が骨董品マニアでたまたまあった日本刀や火縄銃の現物を見て触らせていただきました。本物は念がこもっているといいますか、何か異彩を放っていました。なんでも鑑定団への出演もされたそうです。貴重なお話を有難うございました。
なんだか今日は疲れました。よく眠れそうです。テレビがないので錦織くんの試合が見れないのが残念です。おやすみなさい。
4月2日 歩き遍路〜19日目〜
ぐっすり眠れすぎてずっと寝ておきたかったですがなんとな5時に起きました。夜中に雨が降りましたが朝はあがっていました。
ご主人と奥さんも5時には起きており、6時出発のお見送りをして下さいました。本当に本当にいいお宿でした。有難うごさいました。
39番延光寺までは約32kmの道のりです。三原村という場所を通るルートで歩きます。
犬をリードなしで散歩させていました。奥に晴れ間が見えますが空はどんよりとしています。
桜は何分咲きなんでしょう?山やら平地やら色々とした場所を歩いているのでなんだか分からなくなりました笑。
宿毛を目指します。後輩の里なので楽しみです。
途中からこの様な道をひたすら進んでいきます。静かで歩きやすいです。
所々で小さな滝が見かけられます。
猿がいました。みかんか何かを食い荒らした残骸がたくさんありました。八十八庵時代の栗山の猿が懐かしいです。
放し飼い地鶏…確かによく鶏の鳴き声が聞こえてます。美味しいんでしょうか?興味が湧きます。
香川さんオススメの民宿です。本当は昨日泊まりたかったのですが、予約でいっぱいでした。人生の楽園というテレビ番組にも出演されたそうです。
芳井遍路小屋です。ここまで約10km程歩いたのですが、3台しか車とすれ違わなかったです。快適な歩きでした。
こちらの休憩所はお接待が充実しており、コーヒー、紅茶、チョコレート、お菓子、カップ麺、お湯
サイダーを飲みたくて有難くいただいていると、管理者の方が来られました。その人はかなりの物知りで、今後の情報を教えていただきました。非常に説得力のあるお話でした。有難うございました。
ニャンチュウ達です。
集落も姿を現しました。
星の表示は初めて見ました。
清水川の遍路小屋でお昼です。
三原村特産物販売所で購入したお弁当です。普通に美味しかったです。ご馳走様でした。
宿毛市に入りました。
中筋川ダムです。高さがあり、意外にこういう所で足がすくんだりします笑。水は綺麗です。
延光寺がある平田町に入ります。
ボンネットニャンチュウです。
もうすぐです。今日はハイペースです。
39番延光寺
32kmを休憩込みの8時間で歩くことが出来ました。当初に比べれば大きな進歩です。お参りを済ませ、本日の宿であれ宿毛の遍路小屋へ。
好きな道です。
途中、懐かしい山野草がありました。
雨ならここと決めていましたが、今晩は持ちそうなので野宿です。
了解しました笑!
到着しました。宿毛遍路小屋です。
まぁまぁの車と人が行き交うので、もう少し暗くなってテントを張ります。そしてまさかの雨が降り始めました。
今晩はLAWSONにしようかと思いましたが、せっかくなので地元のラーメン屋さんへ。
さてどうしよう…。
もちろん大盛りダブルチャーシューです。チャーシューは大分薄く、食べ応えがありません。味は醤油で普通に美味しいです。汁まで完食しました。舌がピリピリしました。ご馳走様でした。
歩いてテントに戻る頃には雨が強さを増していました。また、道路沿いなので車の音がまぁまぁ気になります。夜中降るとテント浸水が怖いです。とりあえず寝ることにします。おやすみなさい。